2010年09月27日

これからの国内企業の進む道って。中国を感じながら。。

超久々に経営シナプスの泉を書いています。
もう、厳しすぎる昨今、まったくいいニュースはなく、
さらに尖閣諸島問題を見ていると、言葉さえなくしてしまいそうな現状。

景気云々どころか、この先、日本という国はどうなっちゃうの??
そんな不安さえ、思わざるを得ない昨今。


私はそれでも、内需拡大しかないと思っています。
何を今更!!ですよね。

景気回復はもうあまりにもありえない気がするし、
国家財政も厳しい。経済の頼みの綱は近隣の国家しか。。。


裾野が、部品が、下請け。。。と言っていた大企業さんですが
この数年で大企業さんとそれ以外の国内企業さんとは
利益が相反しつつある。そんな気もします。

じゃあ、独自路線で輸出に。
今まででも難しかった部分かもしれないのに、厳しい昨今、
なかなか難しいかもしれません。



気になる記事を読みました。
中国が抱える明と暗 bp special ECOマネジメントから
ねじれる世界経済の行方(2)日経BP社の記事です。

もし、そういう流れが本当にあるのなら。
いつなるかはさておき、
今の大企業の方々の中国への進出を気にすることは
あまりないかもしれませんね。

ニュースを冷静に見ながら、
しっかりと自身の足元を踏み固めて仕事をしていく。
それに尽きるのかもしれません。今はとてつもなく厳しくても。


頑張って!日本を下支えしているたくさんの企業さん!!

P.S.
超久々に書く気になったのは、
このまま、ずるずると世界経済が悪化し、
日本を筆頭に、先進国各国の財政が逼迫すれば、
日本独自ではないにしても、先進国共同で
第○次世界大戦じゃないですが、経済の大きな変貌時期として
世界同時ハイパーインフレによる財政赤字を一瞬になくす処置の可能性も
まったくのゼロではないかも。なんて頭に過ぎったからだったんですが、
少なくとも、時代が大きく変換していく時期にあるのは間違いないでしょう。

その変換は極めて大きくなる可能性が高いかもしれない。
もちろん、ハイパーインフレなんて超ごめんです。

例えば、国家がなくなり、流浪の民となれば、
その元国民の地位は拠り所(守ってくれる母国)がなくなって、
極めて厳しい現実が待っているかもしれません。

大きく揺らいでいる今、これからさらに大きく揺らぐかもしれませんが、
そういう時期は長くないかも(根拠なくてすいません)。
気をしっかり持って、
今は厳しくとも自信を持って、頑張りたいな。と。

現実をしっかり見つめ、あらゆる可能性を考慮に入れながら、
今をしっかりと生きましょう。そんなふうに思っています。
posted by fooca at 19:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ひとりごと

2010年03月12日

高齢化社会と介護ニーズ

なにやら、たいそうなタイトルにしてしまいましたが、
このブログのバリアフリーから考える消費動向という記事、
前からなんですが、アクセス数がいいということと、
介護している側として思っていることを書いてみようというのとで
つらつら綴ってみようと。

あくまで個人的な意見で他の方とは違う側面も多いかもしれません。
その点、ご了承いただけたらと思います。


::介護をしている一人としての介護サービスの認識::
介護保険制度のサービスとして
1.ベッドや車イス、リフトなどのレンタル
2.訪問看護・ヘルパーさんによる入浴介助
3.デイサービス(半日ほどお風呂や歌や工作などレクレーションを楽しむ場)
4.ショートステイ(数日間、預かっていただく宿泊施設)
主として、こんな理解をしています。

このうち、私の家で利用させていただいているのが1と2。
現在、障害者自立支援法によって原則1割負担となっています。
月額にして、1番のベッドや車イスなどのレンタル料は1割負担額で約4,000円。
2番の週1利用の入浴介助(月4回利用)は1割負担額で約6,000円。
月額の合計は1万円超です。
(参照)私のブログ 脳内出血の介護体験記より
脳内出血に伴う費用(入院時から退院後、自宅での生活まで)

お風呂は私の介助で週1回入浴してもらっているので、週の入浴回数は2回です。
6,000円が大変なので。
とはいえ、訪問看護の方は入浴以外にいろいろ観て頂いたり、
細かな相談に乗って頂いたりと別事情もあって週1回利用が続いています。



介護保険制度でのサービスは以上のように限られたサービスです。
でも、案外、他のことが大変だったりします。

::介護をしている一人として思うニーズ::
かなり以前の記事で恐縮ですが、2007年6月のasahi.comのニュースで
ファミマ、介護サービス検討 高齢市場の開拓狙う
という記事がありました。

介護食の宅配や公共料金の支払いの代行などなんですね。

私の家の場合、母と私で父を介護しています。
父はベッドサイドのポータブルトイレに一人で出来るようになりましたが、
大便時はお尻をふけません。
また、うまく出来ずに、ベッドサイドが海になることもあります。。
普段は静かにしていますが、歩こうとして転倒し、肋骨を折ったこともあります。
ショートステイ先では、ポータブルトイレに座ろうとして転倒したことがあります。

右半身不随で失語症、やるべきことを失う失行があります(要介護4)。
元気で一人のときはテレビを見たり、絵を描いたり、塗り絵をしたり、
自発的に文章を読んでリハビリしたりしていますが、
何かの拍子に転倒がありえるんですね。

なので、現在は、母か私が外出するときは、どちらか一人家に残ることにしてます。
それは二人で介護しているから出来ることですが、老老介護では難しいですね。

私が買い物に行くときは、父を車椅子に乗せて連れて行きます。
母は父の車イスを押しません。というか、重いんです。
老老介護されていらっしゃる方は、
よく車イスを押されているのをお見かけしますが、
いわゆる、家に一人で残しておいたら可哀想というのと危険という理由かもしれません。

外出しないと介護をしている家族も運動不足になってしまいますが、
出来るだけ、外出しないでモノを買うようになってます。
例えば、リハビリパンツはネットで買ってます。
(参照)私のブログ 脳内出血の介護体験記より
父お気に入りのリハビリパンツ。その理由は…

リハビリパンツはカサが高いので、車で買いに行ける方はいいと思うんですが、
実際、持って歩くとちょっと大変だったりします。
でも、これが結構、必要になったり(ようは粗相の回数次第です)。。

ネットで買える方はいいですが、ネットを使えない方は大変ですよね。

家からは出にくいので、
決まった介護用品の宅配もやっぱりあったほうがいいですね。


デイサービスを利用されていても、家ではどうされてるんでしょうか。
父は昭和歌謡を聴いたりもしますが、先ほど書いたように
塗り絵や絵を描いたり、文字を読むリハビリをしたりというのも短い時間です。

私が手伝うリハビリ(1日1時間程度)以外は
主にテレビばかり見ている生活になっています。

父は今でも働きたいと思っています。もとは呉服の職人でした。
デザイン的な部分が多かったんですが、左手しか使えないので上手く書けません。
作業も出来ません。
でも、今でもやりたいというジェスチャーをします。

おそらく、何でもいいので、「自分もまだ働けるんだぞ」と見せたいのかもしれません。
働くことは難しいかもしれませんが、
一日を楽しく暮らせるネタがあればありがたいですよね。

デイサービスはずっと嫌がっていて、利用していませんが、
そんな男性の方って多いとケアマネージャーさんもおっしゃってました。



介護保険制度の枠外で私がほしいと思うサービスをまとめますと
1.介護食や介護用品などの宅配、
2.公共料金などの支払い代行
3.毎日をイキイキと暮らせるネタ(あれば仕事)
…をトータルサポートしていただけたらありがたいですね。


私は京都に住んでいて、御所と二条城は頻繁に行けるので不便は感じてませんが、
家からは出にくいから旅行は難しいんですよね。
そんな代行の仕事されてる方もテレビで拝見したことがあります。
介護タクシーさんもされてたり。

でも、介護って特別な雰囲気になるのは嫌だったりします。
というか私は嫌みたいです(笑)。
出来るだけ、自然な形がやっぱり理想ですよね。


以前、書きました
アイデアが浮かんだ後はいろんな仮説を立てて。実質一元形式多元では、
時代が変わってくるといろんな方が介護に携わってこられる。
それこそ、190cmの方も車いすを押されるかもしれません。
みんな同じ身長じゃないんですね。
車いすの取っ手の高さが替えられるといいのですが。


ということを書いているんですが、
今、溢れている介護用品でも、身長などが変われば使いにくかったりします。
介護される側にとっての高さ調節って、
杖でもトイレでもお風呂用品でもあるんですが、

介護する側にとっての高さ調節もやっぱり大切かなって思います。

介護も何年も経つとやっぱり体力的にも大変だったりします。
無駄に疲れるのは嫌ですから。。


散髪ひとつ、喫茶店に入るということも
ちょっと大変だったりします。

逆に言えば、気軽に「普通に」入れるということが出来れば。
(ちなみに散髪は現在、来ていただいています)



ちょっと不平不満ばかりになっちゃいましたが、
介護される側は「イキイキと生きたい」という本質的なニーズが、
介護する側は「出来るだけ効率的に介護したい」というニーズがあると思います。
そして、それらは特別扱いじゃなく「普通でありたい」という気持ちも。


それがお互いにとって良い関係であり続ける秘訣だと思うので。

高齢化社会に向かって介護ももっと増えることになるかもしれません。

結局、介護が必要になる前(年老いる前)の状態に少しでも近づく
「普通でありたい」というニーズは普遍的かもしれませんね。


P.S.
たいそうなお題なのに尻すぼみな結論ですいません(毎回なので)。
特に今回、長い文章になっちゃって、
最後までお読みいただきありがとうございました。
posted by fooca at 21:28| Comment(0) | TrackBack(0) | ひとりごと
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